主なK14/K12金貨
主なK14/K12金貨
主なK14金貨
カナダ・100ドル金貨
総重量13.3g、14金(583/1000)
1988年銘(表面はエリザベス2世肖像)
直径27mm
主なK12金貨
バハマ・50ドル金貨
12金(500/1000)総重量15.6g
直径29mm
カイマン諸島 50ドル金貨
12金(500/1000)総重量11.3g
直径27mm
金製品は18金(750/1000)がお馴染みですが、18金製の金貨はほとんど存在しません。もし18金のものがあったら誰かが18金でコピーしたと考えても良さそうです。1980年にかけて金価格が高騰したのを受けて、金品位の低い金貨が登場しました。
22金で100ドル金貨を作っていたカナダは、1987年のカルガリー冬季オリンピックを記念した金貨から、14金(583/1000)に品位を下げての発行となりました。また、12金(500/1000)の金貨もこの時期からの発行が目立っています。12金の金貨は色が白っぽいものが普通ですが、表面加工を施して高純度に見える金貨も存在します。
スクラップとして回収される代表的なメダル類
コインと似たものとして貴金属製のメダル類があります。オリンピックや国際博覧会などの公式メダル、民間が製作した皇室の慶事関連メダル、地金業者によって作られた大判・小判型のメダルなどさまざまなものが存在しています。純金製のものや18金製のものが主流ですが、造幣局の品位分析証明記号が打刻されたものは高い信頼を得ています。メダル類は多種多様なものが製造され、海外から流入されたものもあります。
写真下は、造幣局で製造された東京オリンピックと大阪万博の公式記念メダルです。金・銀メダルには、造幣局の品位分析証明記号が刻印されています。「日の丸」と「ひし形の中に1000分率で品位を示す数字」で品位を証明しています。このほかに、札幌オリンピック、沖縄海洋博、ユニバーシアード大会などで発行された公式メダル、また、札幌オリンピック、大阪万博で発行されたプラチナメダルなども比較的ポピュラーな存在です
造幣局製でなく民間で作られた場合でも、造幣局の品位分析証明記号が刻印されたものが多く存在します。一方、「純金」、「K18」などの刻印は民間が打刻したもので、造幣局の証明記号ではありません。中には、純金でないものに「純金」の刻印などを打ち込んだ悪質なものも存在しますので注意が必要です。
東京オリンピックの金銀銅
3点メダルセット(1964)
金メダルの表裏
K18(750刻印)・7.5g・直径22.5mm
日本万国博覧会(大阪万博)の
金銀銅3点メダルセット(1970)
金メダルの表裏
K18(750刻印)・13.4g・直径27mm
ユニバーシアード東京大会 金メダル
1967年 K18(750刻印)・直径22.6mm
札幌冬季オリンピック 金メダル
1972年 K18(750刻印)・直径30mm
沖縄国際海洋博覧会 金メダル
1975年 K18(750刻印)・直径26mm
札幌冬季オリンピック プラチナメダル
1972年 PT1000刻印・直径33mm
関連コンテンツ
世界84か国、500種類以上のコインのデータベースを作成致しました。金貨を発行している地域別の主要国をクリックすると、その国の金貨・プラチナ貨・銀貨・パラジウム貨のコイン一覧表をご覧頂けます。
世界のコイン品位が調べられる一覧表