偽物情報
江戸時代の大判(贋作品)2007/07/26
重量 | 166.38g |
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サイズ | タテ153.5mm、ヨコ97.0mm、厚み1.4mm |
刻印 | - |
色調 | 金色 |
比重値 | - |
X線分析値 | - |
硝酸反応 | - |
コメント
元禄大判は元禄8年~享保元年(1695~1716)に鋳造された大判で、164.56g、品位は金521、銀449、その他30の合金です。裏面中央上部に「元」の文字の刻印が入っってます。墨書きは第十代・後藤廉乗。真正品であれば、仲間相場で2,000~3,000万円程度の価値です。
紹介した贋作品は、素人には見分けがつきにくいものですが、プロであれば一見して分かる偽物です。桐刻印が微妙に異なっています。隅書きは、文字の形が細かい部分で本物とは違い、墨がほぼ完璧に残っているのは不自然であり、きれい過ぎるのも不審な点です。大判の墨書きが100%残っているものは非常に稀であります。
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