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2011年10月初旬に関西地区の買取店に２点一緒に持ち込まれました。
レーザー刻印でPt900と大手貴金属会社の名前などが刻まれています。

丸型メダルは、2010年3月に当社偽物情報でご紹介したタングステンの偽物と
同一の品と思われます。
四角型も2010年1月にご紹介したタングステンの偽物で柄のバリエーションと
思われます。

以前ご紹介した複数のタングステン偽物も２点一緒に持ち込まれる傾向が
ありました。

タングステンは硬い材質の為、鏨（たがね）では刻印を刻めないので
レーザー刻印が多いようです。
比重値がプラチナと近く比重検査では判りませんが、針先（画鋲や縫い針）で
傷を付けようとすると針が滑り傷がつきにくい硬さが特徴です。
タングステンを試金石で擦ると試金石の方が削れ、タングステンには傷が
つきません。
逆に金やプラチナは、純度が高い程柔らかい特性があり、タングステンは
試金石での検査が有効です。

タングステンの表面はプラチナ製品に比べ黒っぽい光沢があります。
プラチナ素材の品と二つ一緒に比べると解りやすいと思われます。

過去の偽物情報（2000年開始）は、当社ホームページか当社発行書籍
【貴金属ダイヤ宝石買取パーフェクトガイド】にもカラー写真入りで
詳細情報が確認できます。