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2011年12月下旬の連休明けに、（株）ネットジャパン本社と名古屋支店でほぼ
同時期に2セット発見されたタングステン板材のセットです。
表面にはレーザーで干支の漢字とPt850と刻まれ、1セット12枚で持ち込まれました。

どちらも全く同じ仕様で、カットした際についたと思われる荒い表面傷が
残っており、12枚それぞれにサイズや重量に0.1～0.4のバラツキがあります。
Ｘ線検査では、タングステン100%の数値でした。

刻印に打刻による圧力跡はなく、レーザーにより細い書体で極浅く刻まれ
ています。
比重計では、プラチナと同等の数値がでます。

タングステンの色はプラチナの白金色より、若干黒く感じられます。
試金石検査で容易に確認出来ますが、試金石をお持ちでない場合は、
タングステンは硬い特徴があるので目の細かいヤスリを表面にかけると、
ヤスリが表面を滑り手応えが他の貴金属と明らかに異なります。
普通のヤスリやペンチでは、表面に傷を付けることはできません。

今回、同時期に発見されたこともあり、年末の繁忙期や休みの時期に同様
もしくは若干仕様を変えたタングステンが出回ることも予想されますのでご注意ください。