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Ｋ20刻印入り懐中時計用チェーンで、コマごとにK20の刻印が打ってあります。
仕様はさまざまですがアンティーク市場では昔から存在する偽物のようです。
昭和四年と刻印されており、この年号は消費者が購入した年であるのかは不明です。


金具に中空部分がある為、比重値は正確には測れませんが、銅なので手に持った感触でも違和感を覚えます。
表面の金メッキが剥げており、ルーペで細部を見ればエッジ部分は下の赤銅色が露出しているのが判ります。
試金石検査でも判別は容易です。

Ｋ20刻印入り懐中時計用チェーン


2014年2月3日追加情報
写真4枚目（右下）に今回の偽物と本物の比較写真を追加致しました。

見た目は非常に似ていますが、重量は本物が43.6ｇで偽物が20.72ｇと半分しかありません。
これは偽物の素材である銅の比重値が低い為です。

また本物はK22と金性が高く地金が柔らかいので、使用による摩耗で刻印が薄くなっています。