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オーストラリア・パース造幣局が発行している10ｇインゴットの偽物で4枚一緒に発見されました。
2015年11月11日にネットジャパンの偽物情報でも注意を呼びかけたカンガルーインゴット1oz.と同種の偽物です。

品位検査をする際、セキュリティケースを破壊してありますが、持ち込まれた時は綺麗な状態でした。
表面に金メッキを施しており、ケース越しの金色だけで見分けるのは困難だと思われます。
重さを10ｇに近づけるために厚みを持たせて重量をだしていますが、二枚ともに重量不足でした。
セキュリティケースに入ったままでは、正しい比重値が機械で測定できませんが、手に持った時の比重は軽く感じられます。

ケースを開封すれば、比重検査や試金石検査で判別が容易です。
表面の金メッキを削ると下の赤銅色の層が見えます。