偽物情報
18K(アトK)刻印喜平ネックレス2016/08/10
重量 | 8.7g |
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サイズ | 長さ45cm |
刻印 | 18K |
色調 | 金色 |
比重値 | 10.4 |
X線分析値 | 金(Au)35% 銅(Cu)50% その他 |
硝酸反応 | 条痕は薄く残る |
コメント
18K(アトK)刻印の喜平ネックレスで、蛍光X線分析装置で検査すると金性はK8の範囲で品位が落ちます。
引き輪は、本物のK18を付けています。
喜平のコマひとつひとつはエッジも整って造りはしっかりとしています。
ポイントは、
【1】全体的に色が赤銅色に近く、引き輪と色が違う。古い金製品の変色だとしても本体部分は金の含有量が少ない可能性が考えられる。
【2】本体と一体化した金具部分には18K(アトK)で刻印も粗い。
(アトK刻印は、品位が刻印よりも低いかメッキ(偽物)の場合も少なくない。)
【3】引き輪にはK18刻印があるが、本体と色が違い、本体と繋ぐ丸カンはロウ付けされていない。
ネックレスで金具と本体を繋ぐ丸カンをロウ付けしていない場合は、何らかの理由で金具を交換している可能性も考えられます。
上記だけで一概に偽物と決めることはできません。
様々なケースが考えられますので、購入した経緯や修理の有無等をお聞きして、持ち主の許可を得てから試金石検査や比重検査等を実施。
試金石で条痕が薄く、比重値も低いことから品位の判別はある程度可能となります。
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