ダイヤモンド市況概況
香港・中国は春節にはいりマーケットは動きなし、インドは結婚シーズンの仕入が一段落2013/02/12
◆香港では2月9日から15日までの旧正月(春節)に伴いマーケットはクローズ、20日以降から動きが出てくると思われる。
香港の昨年度研磨ダイヤ輸入は約1兆5200億円(前年比4%減、重量ベースでは21%減)。一方同輸出は約1兆600億円(同12%減)で純輸入は約4600億円。
USドル為替相場は対香港ドル、人民元、インドルピーでは特に大きな変化なく、ダイヤ相場に与える大きな影響はない。
◆中国では、旧正月の大型連休に伴い企業が早期休業に入っているため卸売市場は停止状態。上海ダイヤモンド取引所(SDE)は春節期間中休業。結婚人気の高まる期間であるため、ブライダルに重点を置いた小売市場となっている。
◆インドでは、国外需要の減少及び地元宝石商の結婚シーズン向けの商品仕入が一段落し、研磨石市場はやや軟化している。
SIの商品需要は底堅く品薄状態が続く中、対象となる原石価格が上昇している模様。
結婚式への出席で引続き短期休暇をとるワーカーもいて、研磨工場はフル稼働していない状況