ダイヤモンド市況概況
ダイヤ価格、全体的に下落傾向2018/08/07
◆警告:新しい米国連邦取引委員会(FTC)のガイドラインでは、合成ダイヤモンドの完全な開示が求められている。
FTCは「ダイヤモンド」という言葉の定義に合成を含めているが、
天然ダイヤモンドではない事が明確に開示されていない場合は、「ダイヤモンド」の使用を天然に限定している。アントワープとイスラエルが夏季休暇中のため取引センターは静か。
◆インド:他の取引センターが夏季休暇中のため一部取引が改善。
中国、ベルギー、イスラエル、米国のバイヤーがムンバイで商品を探している。
IIJSショー(8/9 -13)は、インドルピー下落による内需停滞のため期待度は低い。
原石価格が上半期4%上昇、研磨業者の利益が圧迫される中7月の研磨石価格が軟化。
De Beersサイト以降、原石取引が鈍化。
◆香港:市場は安定している。
1ct以上の商品よりGIA Dossier付商品の売上が好調。
0.30-0.50ctの需要が最も高い。
バイヤーは、仕入れ対象商品をJ-Mなどローカラーに移行している。
バイヤーは人民元下落により慎重、9月の香港ショーで価格動向を探る展開。
上半期の販売が好調のため市場心理は改善したが、米-中の関係悪化が懸案事項。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、ベストプライスはすべて下落。
ベストプライスはすべてのレンジで-0.3%から-0.9%の下落。
平均価格は0.5ctのみ0.2%上昇、他はすべて下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋