ダイヤモンド市況概況
香港のダイヤ市場は静か、中国も需要低迷への懸念でダイヤモンド・宝飾品共に取引は静か。インドは原石・研磨石共にスロー2013/07/19
◆香港のディーラーは中国経済に警戒感を持っておりダイヤモンド市場は静か。 そのような状況下、主要な小売店の財務結果は上向いている。 0.30-0.50ct, G-I, VS-SI 需要が堅調。反面、VVSなどハイ・クラリティの需要は弱い。
◆中国では需要低迷と経済への警戒感からダイヤモンド及び宝飾品取引は静か。 小売業者及びディーラーは委託在庫を拡充しつつ、現在庫処分のため研磨石の価格低下を期待している。 中国人バイヤーはインド人サプライヤーがタイトな流動性に直面し、キャッシュフローを作るため安売りするのではとの疑念を抱いている。 0.50, 0.70, 1ctの D-H, VS-SI, GIA付商品に安定した需要が見られる。
◆インドでは原石、研磨石市場共にスロー。 インドルピーは、先週、対ドルで最安値を更新。 為替は地元のダイヤモンドディーラーや研磨業者にとって最大の課題となっている。 ほとんどの地元インド人バイヤーは、マーケットから姿を消している模様。 サプライヤーは人気商品の価格を維持している。 研磨業者は引続き減産体制を継続中。 原石取引においては今週開催されるDe Beersサイト及びALROSAの契約販売に注視している状況。
◆ラパポート価格の変更なし。これから各国とも夏休みに入る為、スローなマーケットになるとの見方がある。
◆国内マーケットは、ポインターのVS SIクラスの特にキズのきれいな物が人気あり。ハイカラーで蛍光性が強いものは敬遠気味。