ダイヤモンド市況概況
香港の取引は静か、中国も同様に卸・小売共に静か。インドは商品購入に選択的2013/07/29
◆インドでは5-6月の金輸入増大を受けてUS$不足が生じこれ
◆香港の景気は弱含みで流動性もタイトなため取引は静か。 G-I, VS-SIに安定した需要があるが、一般的にバイヤーが大量仕入れを再開するには数週間を要する模様。
◆中国では卸・小売市場共に静か。 バイヤーは価格下落傾向が明らかな状況下、商品購入を控えている。 香港ショーを前に今後数週間で価格が安定するか否かを静観しているが、特に3ctアップと小さいサイズのVS2-SIの価格動向に着目している。 市場は8月まで比較的スローな状態が続くと予想される。
◆インドの研磨業者は高い原石と下落している研磨石価格の間で圧迫されている状況。 研磨石の取引には警戒感があり、バイヤーは商品購入に選択的である。 研磨量は引続き低水準のため品薄感からSI以下の商品需要が堅調に推移している。 ムンバイでは割引価格で商品を探している外国人バイヤーが多く見られる。 SI以下を対象とした原石需要が堅調のため原石取引は安定している。 市場のすべての分野で流動性がタイトな状況。
◆一方国内市場では異常な高値で一部インド人業者などが落札しているがマルチナショナルカンパニーは多種多様な事が出来るのでグレーな部分が多い。マネーゲーム的な部分もあり落札価格が相場と考えるとまずい部分もある。