ダイヤモンド市況概況
香港市場は先週より改善しているがスロー。中国市場はやや改善しているもの警戒感有り。インドでは取引が通常の水準に戻り、研磨業者は輸出受注の増加に着目.2013/11/25
《香港市場は先週より改善しているがスロー。中国市場はやや改善しているもの警戒感有り。インドでは取引が通常の水準に戻り、研磨業者は輸出受注の増加に着目。》
◆香港市場は先週より改善しているがスローな状況。
0.30-0.40ct, VS-SIの需要が引続き強く、同サイズのVVS1需要が増加傾向だが、一部に供給不足感がある模様。
中国の小売業者が少ない在庫状況のままクリスマスシーズン迎えようとしているため、バイヤーの積極的な買いは見られない。
◆中国の卸売市場はやや改善しているもの警戒感が残っている。
クリスマス需要のための準備活動が見られるが、ほとんどの卸・小売業者は来年1月31の旧正月まで低い在庫水準を維持する模様。
ディーラーは仕入れ価格に非常に敏感で選択的。小売販売は、金製品の強い需要に牽引されている。
◆インドではDiwali休暇後、取引が通常の水準に戻りディーラーは商品を探している状況。
国内市場には警戒感が残っているため、研磨業者は米国のクリスマスシーズンに間に合うよう輸出受注の増加に着目している。
Diwaliで研磨業者が3週間クローズしたため、市場での研磨石不足が報告されている。
ほとんどの研磨業者は操業を再開したが、生産量は抑えられている状況。
11月のDe Beersサイト以降、流通市場にてDe Beersのインド向け原石の価格上昇が見られ原石取引が改善している。
◆ラパポート価格は変更なし。