ダイヤモンド市況概況
香港マーケットは大きな変化はなくスロー。中国のダイヤ卸市場は安定。インドの国内研磨石市場は安定。2013/12/17
◆香港マーケットは特に大きな変化はなくスローだが1ct以下のVS-SI需要は安定している。
特にGIA付き、0.30-0.50ct、VS、カットの良いものは引き合いが多い。
1-2ctのI-Jカラーの需要が改善している。
不安定な経済環境の中、代替投資資産を探し求める東アジアのバイヤーなどにより大粒石への関心が高まっている。
今後数週間の内に旧正月向けの大規模仕入れが期待される中、中国の卸・小売業者は依然として選択的。
◆中国のダイヤ卸及び宝飾品市場は安定しているが、1月31日から始まる旧正月を前に消費者需要は軟調。
0.30-0.50ct, D-H, VS1-SI2の商品需要が堅調に推移する中、1ctは相対的にスロー。
◆インドの研磨石市場にはイスラエル人や韓国人など外国人バイヤーが多く見られ、月初の小康状態からの取引改善が見られる。
国内需要は安定している。
結婚シーズンの最中、研磨工場は減産体制を維持しており市場での商品不足が報じられている。
ディーラーは、中国の旧正月を前に需要拡大を期待している。
原石取引は安定しているが、流動性に対する懸念が続いている。
◆どのマーケットでも価格指向強く、また各グレードともしっかした内容のものでないと価格が通らない傾向が強い。
◆ラパポート価格、変更なし。