ダイヤモンド市況概況
香港では中国の旧正月を前に1月の活動が活発化するとの期待感から研磨石の取引は静かな状況。中国では卸売市場は安定。インドでは魅力的な商品が不足。2013/12/24
◆香港では中国の旧正月を前に1月の活動が活発化するとの期待感から研磨石の取引は静かな状況。
クリスマス休暇を控え取引量に影響が出ているが、一部ポインターは引き合いがある(特にGIA付き,0.30-0.50ct,D-I,VS1-SI1,カットの良いものに強い需要)。
◆中国では0.30-0.50ct, G-H, VS-SI, 3EXの需要が堅調で卸売市場は安定している。
旧正月向けの商品需要が高まる1月を前にクリスマス期間中の取引は鈍化している。
2014年の経済成長は2013年とほぼ同じと見られており、1月31日から始まる中国の小売シーズンにおける販売予想は複雑。
◆インドでの研磨石取引は先週より改善されているが、11月の減産体制の影響で魅力的な商品が不足している。
0.30-0.50ct, VSの商品需要が堅調に推移する中、地元市場に適した0.30-3ct, J-M, VVS-SI2などの商品不足が報じられている。
市場では海外バイヤーの安定した需要が見られる。
国内需要は結婚シーズンによりやや持直している。
De Beersサイト後、インド向け原石は流通市場でプレミアムが付いており価格がやや上昇、取引が改善している。
◆ラパポート価格、変更なし。