ダイヤモンド市況概況
香港・中国共に、中国の旧正月に向かう今後数週間に期待。インドでは市場は全体的にスロー。2014/01/07
◆香港のクリスマスシーズンでのジュエリー小売販売は2012年と同様で安定していた模様。
バイヤーは価格に非常に敏感になっているためマージンはタイトな状況。
卸・小売業者は中国の旧正月に向かう今後数週間に、中国本土のダイヤ・ディーラーの仕入れや消費者の買物旅行に伴う販売促進に期待している。
旧正月に向けて、特に一部ポインターに需要あり(GIA付き,0.3-0.5ct,D-J,VVS2-SI1,カットの良いものは供給不足気味)。
円安が進行している為か、多くの香港業者がIJTでの仕入れに強い関心を示している。
◆中国でのダイヤ取引は静かだが、1月31日の春節を前に今後数週間への期待が高まっている。
1.10ctまでの鑑定書付3EXの需要が堅調に推移する中、ディーラーは0.3-0.5ct, D-I, VS-SIの商品に着目している。
小売は金製品の消費者需要が堅調でジュエリー販売を牽引している。
◆インドでは外国人バイヤーのクリスマス-新年休暇に伴い市場は全体的にスロー。
地元市場や、アントワープベースのインド人バイヤーから小粒研磨石の安定した需要がある。
Dossier需要は堅調で0.30-0.40ct, SI の商品が品薄状態。
地元市場での原石の流動性はタイトで取引はスローな状況。
◆昨年12月最終週のラパポート価格は0.3-0.6ctと1ctの一部が上昇、0.7-0.9ctと1ct(KカラーIF-SI2)が下落と強弱が分かれた。
本年最初のラパポート価格は変更なし。