ダイヤモンド市況概況
香港では、取引はスローな状況。中国では、旧正月向けの仕入れがほぼ終了したため取引が鈍化。インドでは、研磨石取引は安定。2014/01/28
◆香港では、中国の旧正月が近づくにつれ休暇に入るディーラーが増えており取引はスローな状況。
Dossier付の商品需要が堅調に推移する中、バイヤーは需要拡大を狙いカット・グレードEXのみならずVGやGにも着目し始めている。
小売業者間では休暇期間中の売上増加の期待感が上昇している。
◆中国では、旧正月向けの仕入れがほぼ終了したため取引が鈍化している。
卸売業者が旧正月に合わせ休暇に入る中、小売業者は大型連休の繁忙期に向け準備を進めている。
大型連休中の販売実績は中国の2014年上半期の市場心理を反映するものと予想される。
◆インドでは、中国の旧正月需要がほぼ満たされ東アジアの需要がやや先細りしているものの研磨石取引は安定している。
国内需要が振るわない状況下、市場には多くの外国人バイヤーが見られる。
Dossier付0.30-0.59ct, VS及びシーブサイズ-2、0.08- 0.29ctの需要が堅調。
原石取引は先週のALROSAとデビアスの価格上昇後安定している。
◆ラパポート価格は変更なし。今後、ラフ価格上昇と米国・中国需要のバランスが研磨石価格に与える影響が出てくるのではとの声がある。