ダイヤモンド市況概況
香港では多くの卸売業者が旧正月のため休暇中。中国では小売業者が最繁忙期を迎える中、卸売市場はクローズ。インドでは研磨業者の継続的な生産量増加により原石市場は安定。2014/02/04
◆香港では多くの卸売業者が旧正月のため休暇に入っている。
一部の業者は休暇を返上し、最近の原石価格上昇を背景に販売価格を高め緊急需要に対応している模様。
◆中国では小売業者が最繁忙期を迎える中、ディーラーは休暇を取っており卸売市場はクローズしている状況。
小売業者は、ダイヤモンドジュエリーの安定した需要及び金製品の強い需要を背景に多くの来客を期待している。
過去数ヶ月の間、中国人バイヤーは旧正月向けに0.30-1.10ct, G-I, VS-SI商品の仕入れに焦点を当てていた。
◆インドの研磨石市場は旧正月のため中国人バイヤーが休暇を取っており鈍化傾向。
ムンバイでは原石価格上昇に伴い研磨石の価格動向が不透明な状況下、商品を探すイスラエル人や米国人バイヤーが多く見られる。
国内需要は安定しているもののバイヤーは弱含みのルピーと原石市場の動向に警戒している。
中国の旧正月に続き大きな販売機会となる3月の香港ショーへの期待が高まっている。
Dossier付0.30-0.59ct, H-, VS-SIの安定した需要に加え、1-1.99ct, J-M, VVS2-SI1, VG+の需要が高まっている。
市場への新たな研磨石の投入が期待される中、研磨業者の継続的な生産量増加により原石市場は安定している。
◆ラパポート価格は変更なし。