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香港・中国市場共に静か、インドの地元バイヤーは総選挙を控え様子見の状況 | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

香港・中国市場共に静か、インドの地元バイヤーは総選挙を控え様子見の状況2014/04/08

◆香港市場は大きな変化なく静か。
特に0.30-0.60ct, D-L, VS1-SI1に人気があるが、値段と品質のバランスが重視されている模様。
東アジアの需要はやや落着いてきているが昨年と比べて上向傾向。

◆中国での宝飾品の小売需要は旧正月以降季節的にスロー。
5月1日のメーデーを前に小売販売の改善が期待されているが、消費者は比較的慎重な様子。
0.30-1.10ct, F-J, VS-SIに安定した需要が見られ、卸売市場では0.30- 0.40ct, G-J, SIの需要が高まっている。

◆インドでの研磨石市場はやや鈍化傾向。
インド総選挙(4月7日から投票開始)期間中に為替が不安定になることが予想されるため地元バイヤーは様子見の状況。
バーゼル/スイスのThe World Watch and Jewellery Show(3月27日~4月3日開催)やイスラエルのInternational Diamond Week(4月6日~10日開催)のため外国人バイヤーは少数。
GIA dossier需要が堅調に推移する中、GIAの鑑定に時間がかかり0.30-0.40ctの商品不足が生じている模様。
流動性はタイトで銀行の債務不履行懸念が高まっている。
中小の研磨業者は減産体制を継続中。
先週開催されたDe Beersサイトでの原石価格引き上げの影響で原石取引が鈍化している。

◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)の平均価格は、前月比0.8~3.8%の上昇。
また、0.3ctのベストプライスは前月比4.7%プラス、3ctが3.5%プラスとなっており、強めの指標を示しているものの、先週比ではマイナスとなったものも多く、上昇にブレーキがかかってきたのではと見る向きもある。

◆財務省の輸入統計に基づく桃沢氏の報告によると、日本の研磨済ダイヤモンドの輸入は12月に6,970万ドルとなり前年同期比3%増、重量ベースでは2%増の13,4573ct。
2013年の輸入額は8.744億ドルと3%増、重量ベースで2,349,000ctと15%増加した。

◆対ドル相場は102円後半から円安に向かい、一時1ドル104円をつけた後は103円前半へ戻す。
人民元は6.20CNY~6.22CNYの間、インドルピーは59INR後半から60INRへと小動き。

RAPAPORT® DIAMONDS NET「Market Comments 4/3/2014」より一部抜粋

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