ダイヤモンド市況概況
マーケットは世界各地で休暇モード、中国経済の減速が鮮明2014/04/22
◆マーケットは復活祭(Easter)、過越祭(Passover)などの為、世界各地で休暇モード。
◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)の平均価格は、前月比1.4％～-0.4%の上昇・下落となり、上昇はゆるやか（下落は0.7ctの-0.4％のみ）。
0.3ctの上昇率が高い傾向は変わらない（平均価格は+1.7％、ベストプライスは前月比+3.5%)。
前月比では指標はまだ強く見えるが、先週比では3ctのみ上昇。
3ct以外の平均価格は-0.01％～-0.96％、ベストプライスは+0.17％～-1.03％と弱い。
◆ボツワナ（ハボローネ）で開かれたサイトの結果は前回に比べ3～4%高いとの報道。
今年1月以来、原石コストは7～10%の上昇となっており、デビアスのみならずアルロサも価格引き上げを行った為といわれている。
◆中国国家統計局が16日発表した今年1～3月期の実質国内総生産（GDP速報値）は、前年同期比7.4%増となり、昨年10～12月（同7.7%増）に比べ0.3ポイント鈍化。
賃金高騰による輸出不振や、個人消費の伸び悩みが響いた。
ただ、市場の反応は比較的冷静で、関係者は「当面の成長鈍化よりも今後の改革路線を見極めたい」とするなど期待も交錯。
中国の四半期ベースの成長率は、活発なインフラ投資策などを受けて昨年7～9月期に同7.8%と加速していたが、昨年10～12月は輸出の弱含みなどで同7.7%に減速。
今年1～3月期と合わせて２四半期連続の鈍化となり、中国経済の減速が鮮明となった。
