ダイヤモンド市況概況
香港フェアは全体的な盛り上がりに欠き閉会、インドでの研磨石の取引が安定、RapNet価格はポインターが強めで1ct upは弱い2014/06/24
◆今回初めて日本国内10業者で香港ジュエリー&ジェム・フェアのプレセールを香港Grand Hyatt Hotelで開催。初日の会場受付では、開場前から列が出来、会場内も大盛況であった。
香港ジュエリー&ジェム・フェア(6/19~22開催)では、初日から当社ブースの予約が数十件に達したものの、香港フェアの混雑緩和、事故防止が目的で開催されたプレセールが功を奏して、以前にも増して新規のお客様との商談機会を設けることができた。
市場の停滞感を反映し香港フェア全体では盛り上がりに欠き、今後のダイヤ価格下落が懸念される状況。
高級品を扱う小売店は中国からの観光客減少に伴い警戒感を強めている。
◆インドでの研磨石の取引は予想を下回るものの安定している。
多くのサプライヤーが香港フェアに参加していたため外国人バイヤーは少数。
GIA dossier付0.30-0.69の需要が堅調に推移する中、GIAの鑑定が遅れ商品の滞留が問題視されている。
Diwali でのジュエリー販売に繋がるとして、7月に開催されるIndia International Jewellery Show (IIJS)への期待が高まっており、地元での需要が徐々に改善されつつある。
原石価格は6月のDe Beersサイト以降安定している。
◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)
平均価格は前月比+1.4%(0.7ct)~-0.7%(1.0ct,2.0ct)、ベスト価格は前月比+3.3%(0.7ct)~-0.7%(1.0ct)となっており、特に0.7ctや0.5ctが強く、0.3ctや3.0ctが微増、1.0ct~2.0ctは弱い。
Rapaport® Diamonds.Net 「Market Comments 6/19/2014」等より一部抜粋