ダイヤモンド市況概況
香港市場は閑散、インドでは研磨石取引がやや改善2014/07/22
◆香港市場は閑散。
バイヤーは1ct以下の売れ筋商品に着目している模様。
GIAは引続き0.30-0.90ctの鑑定書作成に時間を要するため、市場では鑑定書無しのダイヤ需要が高まっている。
◆インドでは、ムンバイで開催されたIIJSショー(7月17-21)により研磨石の取引がやや改善。
大手サプライヤー数社が1ct upの良質のダイヤ価格を下げたため、他のサプライヤーも値下げを余儀なくされている。
バイヤーはダイヤ価格が更に下落することを想定しており、今後の価格動向に注視している模様。
GIA dossier付, G-J, VS-SIの需要が堅調に推移する中、ペア、クッション、プリンセスなどのファンシー・シェープ需要が高まっている。
◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)
平均価格は前月比+1.0%(0.7ct)~-1.3%(1.0ct)、ベスト価格は前月比+1.2%(2.0ct)~-1.6%(0.3ct)となった。
引き続き0.5ct以上のポインターが強いが、他のレンジは弱めの傾向。
◆2014年前半、アジアのクリスティーズの総売上高のうち中国人バイヤーが占める割合が24%となり、昨年同期比46%増加となった。
◆中国国家統計局によると、中国の金銀宝飾品の小売売上高は前年比約0.2%ダウンの242億元(39億USドル)となった。
また、1~6月の半年間の合計は1497億元(244.1億USドル)で前年同期比5.4%ダウンとの事。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 7/17/2014」等より一部抜粋