ダイヤモンド市況概況
香港フェアにてダイヤ価格が軟化、インドの国内需要は安定2014/09/22
ぜろ◆先週開催された香港フェアにてダイヤ価格はやや軟化したものの、取引は堅調であった。
高品質ダイヤ需要が低迷し2ct以上の商品需要が鈍化する中、GIA Dossier付G-J, VS-SI需要が堅調。
香港フェアによる高揚感により一時的に安堵感が得られたものの、バイヤーのダイヤ価格に関する不安要素は払拭されていない状況。
◆インドでは多くのサプライヤーが香港フェアに出展した影響で取引は鈍化。
小売業者が10月23日より始まるDiwali祭への準備を進めており、国内需要は安定している。
インド人バイヤーは香港にて大粒ダイヤを物色しているものの、価格が合わず入手が難しい状況。
メレー及び0.30-0.99ct, G-K, VS-SI商品に安定した需要がみられる。
研磨業者間での流動性がタイトな状況下、資金繰りのため価格を下げる業者もみられる。
Navratri祭(9/25~10/3までの9日間)に向け小売販売への改善が期待されている。
◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)、先週に続き、前月比でほぼ全てのサイズが下落。
平均価格は0.7ctがプラスマイナスゼロとなった他、0.3ctと1.0ctが-1.2%をはじめほぼ全ての価格が下落。
ベスト価格は2.0ctが-4.0%~3.0ctが-2.4%など全てのサイズで下落。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 9/18/2014」等より一部抜粋