ダイヤモンド市況概況
香港フェアにより市場心理が好転、国慶節を前に中国需要が堅調2014/09/30
◆香港市場はジュエリーフェア後で閑散。
市場心理は好転しているものの、バイヤーの価格志向は変わらず売買はタイトなまま。
研磨石の取引は軟調で、価格重視のバイヤーは仕入対象を低品質商品にシフトしている。
10月1日の国慶節を前に中国需要が堅調。
◆Rapaportプライスリストはユダヤ新年のため発行なし。
◆RapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2)
前月比でほぼ全てのサイズが下落となっており、マーケットは弱気。
平均価格は、全てのサイズが-0.2%(0.5ct)~-1.1%(1.0ct,1.5ct)の下落となったが、下落率は減少傾向。
ベスト価格は0.7ctが+-0.0%の他は、2.0ctが-4.0%、1.5ctが-2.8%などほぼ全てのサイズが下落。
◆De Beersの発表によると、世界のダイヤモンドジュエリー需要は2013年に記録的数字である790億ドルに達した。
需要は長期的成長が期待されており、中国やインドといった発展途上市場における中流階級の成長や、世界最大のダイヤモンドジュエリー市場である米国の景気回復によるところが大きい。
◆香港上海銀行(HSBC)は、9月の中国製造業購買担当者指数(PMI)初期値を、50.5%と発表。
8月に比べ0.3ポイントの上昇。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 9/24/2014」等より一部抜粋