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香港市場は旧正月前の駆け込み需要に期待感、インドではバイヤーの値下げ圧力強まる | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

香港市場は旧正月前の駆け込み需要に期待感、インドではバイヤーの値下げ圧力強まる2015/02/03

◆香港市場は旧正月前の駆け込み需要に期待感。
既に商品手当てを済ませて休みに入りつつある業者と商品の動きが良く在庫補完の為の仕入をしている業者とがあるが、全般的に市場はスロー。
ダイヤ業者は旧正月に伴う連休中の販売が好結果となり、3月に開催される香港ショーでの需要改善に繋がる事を期待している。
0.50-1ct、H-K、VVS-SI及び、2-3ct、D-M、VS-SIに安定した需要がある。

◆インド・ムンバイでは、イスラエルや米国及び地元のバイヤーからの値下げ圧力が強まっており買い手市場となっている。
東アジアの需要は比較的弱い。
1ct未満のGIA dossier需要が堅調に推移する中、1ct、VVS2-VSなど一部商品がやや品薄状態。
研磨業者は原石仕入を減らし、減産体制を維持している。
一部の研磨業者は米国需要を満たすため、低品質ダイヤの研磨に移行している。
東アジアのバイヤー間で、パーセルへの合成ダイヤ混入に対する懸念が高まっている。

◆1/28付のRapNet Diamond Index(D-H,IF-VS2・前月比)は、平均価格・ベストプライス共、ほぼ全てのレンジで下落。
平均価格は1.0ctが+-0%となった他は全て下落となっているが、最大でも0.3ctの-1.5%、0.5ctの-1.0%等と下落幅を縮めており、他も-0.7~-0.2%の範囲内と下げ止まり感がある。
ベストプライスも2.0ctが-3.3%、0.3ctが-2.9%、1.0ctは-0.8%などと、先週よりも下落幅は縮まっている。

◆香港からのジュエリーと金銀製品の輸出額は、2014年に2,226.8億香港ドル(287.2億USドル)となり、前年比5.4%(126億香港ドル(16.3億USドル))の減少となったと、香港政府統計処が発表。
香港貿易発展局(HKTDC)によると、2015年は世界的な経済の改善が見られれば宝飾品需要も戻るが、石や地金などの材料費の不安定さが香港製ジュエリーの輸出に影響を与える可能性があるとの事。
2015年は追加受注を確保する見通しで、3%の成長が予想されている。

◆ALROSAの発表によると、2014年第4四半期のダイヤモンド生産は、8%上昇の1,056万ctとなった。
ロシア最大のダイヤモンド鉱山と期待されているUdachnyプロジェクトが昨年地下操業を開始し11万4千ctのダイヤモンドを生産、またKarpinskogo-1パイプからは26万6千ctを生産するなど、2014年のダイヤモンド総生産は3,621万カラットとなり、当初計画より21万ct上回った。
また2014年の年間販売量は3,957万ct。
その内宝石品質ダイヤが2,774万ct(平均価格171USドル/ct)、工業用ダイヤが1,183万ct(平均価格12USドル)となった。
2015年、同社は今年度生産予定の3,800万ctと在庫の200万ctを合わせ4,000万ctの販売を見込む。
本年のダイヤモンド市場には緩やかな成長を期待しているとの事。

Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 1/29/2015」等より一部抜粋

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