ダイヤモンド市況概況
香港ジュエリーショー開幕、多量のダイヤが出展され販売期待高まる2015/03/03
◆香港ジュエリーショー開幕。
素材はAsiaWorld-Expoにて3/2（月）～3/6（金）、製品はHong Kong Convention and Exhibition Centreにて3/4（水）～3/8（日）開催。
研磨量が30-35％削減され、新たな生産額が50％減少する中、香港ショーには多量のダイヤモンドが出展されており販売期待が高まっている。
◆インド市場は比較的スロー。
ディーラーは香港ショーにより市場が活性化する事に期待を寄せている。
研磨業者の減産体制が続く中、一部の商品が品薄状態。
カッターは鑑定書無しのダイヤや、安定した米国需要を満たすための1ctまでのピケの研磨に移行している。
2月のDe Beersサイトにて原石価格が推定2％値下げられたことを受け、原石取引は安定している。
◆2/25付のRapNet Diamond Index（D-H,IF-VS2前月比）は下げ止まり感。
平均価格は0.5ctが-1.7％、0.3ctが-1.4％、0.7ctが-0.9％となった他は+-0.0％～+0.9％など若干のプラスになった。
ベストプライスは1.0ctが+2.6％、2.0ctが+1.5％、1.5ctが+1.4％...とプラスとなったが、3週連続で3.0ct(-3.3％)、0.3ct(-2.5％)は下げ幅が高めの値となっている。
◆旧正月期間中のジュエリー小売販売が増加。
中国商務部によると、旧正月期間中の小売売上高は増加、消費者のジュエリーやアクセサリーなどの支出が着実に増えたとの事。
金価格の継続的な下落により宝飾品の販売が後押しされ、今年の干支である羊をテーマにしたアクセサリーが、消費者の間で最も人気があった。
また、政府のデータによると、上海の主要なジュエリー店は、期間中の一日の売上がRMB200,000（31,942USドル）以上が記録された。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 2/26/2015」等より一部抜粋
