ダイヤモンド市況概況
De Beers 3月サイトにて割当原石の約30%が購入拒否2015/04/07
◆3月のDe Beersサイトにて、バイヤーが割当られたダイヤモンド原石の約30%を拒否したため、販売額が推定$500M(約600億円)となり当初推定より減少した。
研磨石需要が低迷する中、ダイヤモンド原石の供給削減は、カッターの資金と収益性を保護し合理的かつ健全な市場形成に寄与する。
研磨業者の正当な収益性と持続可能なダイヤモンド取引を確保できるレベルまで原石価格を下げることが鉱山会社に求められている。
◆香港市場はイースター祝日連休(4/3-7)、イスラエル市場は過越祭(4/3夜-10)のためクローズ。
◆4/1付RapNet Diamond Index(D-H IF-VS2)は下落。
香港ジュエリーショー直前の3月1日とその後のラパ価格下落後との比較となる実態を反映。
平均価格は0.5ctの+0.4%を除き、全てが下落。0.7ctが-1.7%、1.0ctが-1.3%などとなった。
ベストプライスは全てのレンジで下落。1.0ctが-3.9%、1.5ctが-3.8%、2.0ctが-3.4%などとなっている。
◆2015年2月の香港の宝飾品輸出、29%上昇。
香港政府統計処によると、2月の香港の宝飾品・金銀製品輸出額は29.6%上昇のHK141.6億ドル(US18.2億ドル)となり、今年の1月~2月の2カ月間でこのセクターの輸出額は12.6%増加し、HK330億7500万ドル(US42.6億ドル)になった。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 4/2/2015」等より一部抜粋