ダイヤモンド市況概況
ラパ・ダイヤ価格大幅下落、インドでは成長戦略を模索2015/07/14
◆ラパポート・ダイヤモンド価格下落。
ラウンド、0.3~0.5ctが全体的に下落、特に0.3~0.4ctの下落率が大きい。
他、1~3ctのI-M、VS-SIの色甘や、1~2ctのD-E、IF-VVSなどトップ・グレードも下落した。
◆香港市場は閑散期でもあり静かだが、市場心理はやや改善している。
1ct, D-J, VS-SI, 3EXが堅調に推移する中、0.30-0.50ct, G-J, VVS-SIの商品需要が弱い。
小売業者は中国での株価急落を受け、富裕層の高額消費への影響を懸念している。
◆インドではディーラーや研磨業者の資金難が続いており市場心理が悪化。
先週、ムンバイで開催された業界の全体会議にて、一時的な原石の輸入禁止が提案されたが最終的に否決。
業界の成長戦略の模索が続く。
未鑑定のラウンド、0.30-0.40ct, D-F, VVS-SIの動きが速く、鑑定済ダイヤ需要が鈍化している。
◆7/8付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)は、ほぼ全てのレンジで下落。
平均価格は0.5ctが-3.1%、0.3ctが-2.9%と小さめのポインターの下落率が高い。
他は0.7ctが-1.8%、3.0ctが-1.1%、1.5ctが-0.3%となり、2.0ctが+0.3%、1.0ctが0.2%と微増。
ベストプライスは0.5ctが-4.3%、0.7ctが-4.1%、0.3ctが-3.5%などと特にポインターの下落率が高くなっている。
3.0ctは-0.3%、1.0ct~2.0ctは-1.7%~-1.1%とキャラアップは低めの下落率となった。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 7/9/2015」等より一部抜粋