ダイヤモンド市況概況
改ざんされたGIA鑑定書1,042通が無効、HPでの内容確認求める2015/11/02
◆GIAは、コンピュータシステムに不正に侵入され、グレードが改ざんされた1,042通の鑑定書を無効にすると発表した。
改ざんされた鑑定書番号を公表し、ホームページでの内容確認を求めている。
◆香港市場は大幅な割引価格での限られた在庫仕入によりやや持ち直している。
ダイヤ価格及び今後の需要は未だ不透明な状況。
一部のファンシー・シェープとファンシー・カラーの需要が良好。
◆インドでは、ムンバイ市場が閉まるDiwali 祭(11/7-13)を前に、米国やイスラエル、中国人バイヤーが仕入の機会を探っており研磨石の取引が改善。
地元での金需要が上昇、Diwali祭での販売期待が高まっている。
0.30-1ct.、D-H、VS-SI、3EX、蛍光Noneの需要が堅調に推移。
研磨業者は減産体制の最中、非常に限られた原石を必要量のみ仕入している状況。
一部の工場はDiwali祭を前に休暇に入る模様。
◆10/28付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)はベストプライス・平均価格ともほぼ全てのレンジで下落。
ベストプライスは3.0ctが+1.6%となり先週に引き続きプラス。
他は1.0ctが-2.1%、0.5ctが-1.7%、2.0ctが-1.2%、0.3ctが-0.8%、0.7ctが-0.6%、1.54ctが-0.4%となり先週に比べ落ち着き感がある。
平均価格は2.0ctが-4.2%、1.0ctが-4.0%、1.5ctが-3.5%、0.7ctが-3.1%などと下落率が高くなっている。
他は3.0ctが-2.9%、0.5ctが-1.9%、0.3ctが-1.8%と下落率が改善している。
◆香港宝飾品販売大手の謝瑞麟、中間決算は40%減益に。
香港宝飾品販売大手の謝瑞麟珠宝国際(TSL)が29日発表した決算報告によると、2016会計年度の上半期連結売上高がHK$17億5,300万となり昨年のHK$18億1,800万ドルから3.6%減少、同利益はHK$2,580万からHK$1,550万ドルと40.2%減少した。
Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 10/29/2015」等より一部抜粋