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原石取引が鈍化傾向、新たな税制導入によりインド国内市場混迷 | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

原石取引が鈍化傾向、新たな税制導入によりインド国内市場混迷2016/03/22

◆バーゼルショー開幕(3/17-24)、大粒ダイヤ需要不透明。
最高品質の大粒ダイヤは供給不足、低品質ダイヤ需要低迷。
原石の競売価格は非常に高いが、研磨ダイヤ増産に伴い取引は鈍化傾向。

◆香港では市場心理が改善、取引は安定している。
香港市場は3月の香港ショーにより勢いが増している。
0.30-1ct.、G-J、VS-SIに安定した需要が見られる。
香港を拠点とする宝飾業者の需要は改善しているが、小売市場への警戒心は未だ払拭されない状況。
中国本土からの需要は選択的で受注品の仕入に限定されている。

◆インドでの研磨石取引は、香港ショー後鈍化。
サプライヤーは販売困難な低品質ダイヤ在庫を大量に抱えている模様。
1%の増税や、新たな税制導入に対する宝飾業者のストライキによりインド国内市場は混迷。
研磨業者は3月17日の1日ストライキにおいて宝飾業者を支援。
研磨業者の生産量増加に伴い、在庫量がやや高まっている。

◆3月16日付のRapNet Diamond Indexは下落傾向。
平均価格は全てのサイズで下落。
2.0ctが-3.2%、0.3ctが-2.1%、3.0ctが-2.0%と特に高めで、他は微減。
一方ベストプライスは、0.7ctが-1.0%と微減。
0.3ctが+2.8%と高いが、他は微増に留まっている。

◆ALROSA、2015年の決算はルーブル安により8%の増収
ALROSAは2015年の収益が前年比8.4%増の32.8億ドルとなったと発表。
同年、ルーブルはドルに対して25%下落したためとしている。

◆Tiffany & Co.の2015年の売上高はドル高を背景に3%減少
Tiffany & Co.の2015年の売上高はドル高により41億ドルと3%の減少となったと発表。
中国とオーストラリアを含むアジア太平洋地区、日本、ヨーロッパでの売上は好調だが、香港は継続的に弱いとの事。

Rapaport® Diamonds.Net「Market Comments 3/17/2016」等より一部抜粋

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