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研磨石価格軟化、大粒石需要鈍化が懸念される | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

研磨石価格軟化、大粒石需要鈍化が懸念される2016/04/26

◆香港での取引は3月の香港ショー以来、弾みがついており安定している。
研磨石価格の軟化と大粒石の需要鈍化が懸念されている。
0.30‐1 ct.、D-J、VS-SI、3EXに安定した需要が見られる。
宝飾品チェーン小売大手の1月‐3月の販売鈍化が報告される中、消費者は引き続き宝飾品の購入に慎重な様子。
宝飾業者は5月1日のゴールデンウィーク中、中国での販売促進を期待している。
香港では観光客の減少に伴い宝飾品販売が低迷している。

◆インドでの取引はスロー、4~5月にかけて市場鈍化が予想される。
宝飾業者のストライキに起因する弱い国内需要は、ダイヤモンド産業のキャッシュフローに影響を及ぼしている。
小売業者は、今週の国会再開時にジュエリーへの1%の物品税に対し更なる抗議活動を検討している。
GIA-dossierと1 ct.、G-J、VS-SIの需要が堅調。
研磨業者の生産量は安定している。

◆4月20日付のRapNet Diamond Indexは大粒石の下落が鮮明。
ベストプライスは、3.0ctが-3.3%となり下落率が高い。
他は、0.3ctが-1.1%、0.5ctと1.0ctが-0.7%下落、1.5ctが±0.0%となり、他は微増。
平均価格も3.0ct以上の大粒石の下落率が-1.5%とやや高く、0.3ctが-0.4%となった。
2.0ctが+2.9%となった他は微増。

◆De Beers、ALROSA共に第1四半期の生産量を削減。
De Beersは市場の状況に対応して、第1四半期の生産量を690万カラットと10%削減した。
また、ALROSAは蓄積された在庫を減らすため、820万カラットと2.3%削減した。
一方、重量ベースでの売上は1,210万カラットとなり34%増加、金額ベースでは推定16%増加し13億ドル(前年同期は11億ドル)になった模様。

Rapaport®Diamonds.Net「Market Comments 4/21/2016」等より一部抜粋

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