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市場は小康状態、原石・研磨石共に鈍化 | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

市場は小康状態、原石・研磨石共に鈍化2016/07/26

◆夏期につき市場は小康状態。
需要低迷により在庫量が増加、ディーラーの利益を圧迫している。
ALROSAの販売期間中、原石のプレミアムが伸びず市場は静か。

◆香港のディーラー市場は季節がら静かだが安定している。
宝飾業者は通常の在庫構築を避け、特別な顧客需要のためにのみ仕入れをしている状況。
値引きにより消費者を呼び込み、在庫を減らしている。
バイヤーは、9月のジュエリー・ショーで需要促進が期待できる低価格商品を探している。

◆インド・ムンバイでは一部の米国及び中国人バイヤーが掘り出し物を探しているが、市場心理は弱く取引はスロー。
8月まで市場は静かとの予想。
ルピー建て金価格が高く、ゴールドジュエリーの需要低迷によりMumbai ショー(8/4-8)への期待度は低い。
研磨業者の原石在庫が減少する中、研磨量は安定、7月のDe Beers サイト(7/25-29)を前に流通市場での原石取引は鈍化。

◆7月20日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)は下落傾向が続く。
ベストプライスは0.5ctが+0.7%になった以外は全て下落。
3.0ctが-2.8%、1.0ctが-1.5%、0.3ctと1.5ctが-1.3%、2.0ctと0.7ctが-0.8%。
平均価格は全て下落。
2.0ctが-2.3%、3.0ctと1.0ctが-1.7%、0.3ctが-1.6%、1.5ctと0.5ctが-1.3%、0.7ctが-0.9%となった。

◆ALROSAの第2四半期ダイヤ原石売上上昇
ALROSAの第2四半期ダイヤ原石売上が上昇、収益は年頭発表の数値から19%上昇し、少なくとも12億ドルに増加したとの事。
売上高は7%上昇し960万カラットとなった。
宝石品質ダイヤが27%増加した一方、工業用ダイヤは26%下落した。
しかし、メーカーの研磨取引が低迷していることから、今年の下半期の需要は鈍化すると予想、2016年の年間生産高を3,900万カラットから3,700万カラットへ下方修正。

Rapaport®Diamonds.Net「Market Comments 7/21/2016」等より一部抜粋

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