ダイヤモンド市況概況
9月の香港ショーを前に市場心理が改善2016/09/06
◆香港では、ディーラーが香港ショーの準備を進めている。
1-2 ct.、D-I、VVS-SI需要が安定。
小売業者は、中国の婚礼で人気の10月1日ナショナルデー・ゴールデンウィークのために 仕入れを強化している。
◆インドでは香港ショーを前に東アジアの需要が高まり市場心理が改善。
ムンバイでは外国人バイヤーが商品を探している。
小売業者がDiwali(10月30日)の準備を進めているが、インド国内需要には警戒感が漂う。
結婚シーズンが始まり地元での金価格下落に伴い金需要が高まっている。
GIA Dossierに安定した需要が見られる。
研磨業者がDiwali祭を前に在庫構築を進めており、原石需要及び研磨業者の生産量は安定している。
◆8月31日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)は低調。
ベストプライスは2.0ctが-2.2%、0.7ctが-1.3%、1.5ctと1.0ctが-0.6%と下落、他は微増。
平均価格は1.0ctと0.3ctが-0.9%、1.5ctが-0.8%、2.0ctが-0.5%、0.5ctが-0.4%と下落、0.7ct、3.0ctは微増。
◆シンガポールダイヤモンド投資取引所(SDiX)取引量上昇、8月は670万ドルに。
SDiXの広報担当者によると、取引量は5月開設時の110万ドルから、6月と7月には310万ドルと増加、8月の急上昇で、年間取引量は1,400万ドルとなった。
Rapaport@Diamonds.Net「Market Comments 9/1/2016」等より一部抜粋