ダイヤモンド市況概況
周大福売上高急落、CVD合成5ct、HPHT合成10ct GIAが検査2016/10/25
◆周大福、第3四半期の小売売上高が急落。
9月30日までの3ヶ月間の売上高は、好調だった第2四半期と対照的に下落。
香港マカオ地区が33%(既存店舗売上は30%)、中国本土が17%(既存店舗売上は22%)下落した。
金地金価格の下落による金製品の売上高が足を引っ張っている模様。
◆GIAは今までで最大のCVD合成ダイヤ5.19ctを検査したと発表。
J-VS2相当のクッション・モディファイド・ブリリアントのCVD合成ダイヤはGIA香港ラボに検査依頼された。
天然に酷似した針状やクラウドの内包物があり、拡大検査で天然と判断される恐れがあるとの事。
9月には、高温高圧(HPHT)合成ダイヤで最大となる10.08ctを検査した。
◆10月19日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)はほぼ全てが下落。
ベストプライスは3.0ctが-2.1%、1.0ctが-1.6%、0.5ctが-1.4%、2.0ctが-1.3%、0.7ctが-0.9%、0.3ctが-0.5%と下落、一方1.5ctのみ+1.6%と微増。
平均価格の下落率は2.0ctが-1.4%、1.0ctが-0.6%、0.5ctが-0.5%、0.7ctが-0.4%、3.0ctが-0.3%。
他1.5ctが+0.3%、0.3ctが+0.2%と微増。
◆Rio Tintoダイヤモンド減産の見通し。
年間生産量は当初予想された1,800万~2,100万ctから下方修正し、1,800万~2,000万ctの見込み。
9月30日までの3ヶ月間で産出量は440万ctと3.3%増加、9ヶ月間で1,340万ctと2.5%増加した。
Rapaport Diamond.Net Latest Newsより一部抜粋