ダイヤモンド市況概況
香港での取引は良好、研磨業者はDiwaliを前に増産体制2016/10/04
◆ 香港での取引は、9月の香港ショー以降市場心理が改善し良好。
1ct、G-H、VS-SI、3EX、蛍光性noneの需要が堅調。
消費者の購買意欲がより手頃な価格の商品に移行する中、小売業者は販促活動を加速させている。
◆ インドでは米国での安定したスター、メレ需要を反映し研磨石市場は堅調に推移しているが、-2需要は低迷。
0.30-2ct、D-J、VS-SIに安定した需要が見られる。
サプライヤーは、Diwali (10/30)後、研磨工場が2-4週間の休暇に入る前に米国の注文を満たそうとしている。
イスラエルとニューヨークのバイヤーは積極的に商品を探している状況。
研磨業者はDiwaliを前に研磨量を増加させており、原石の取引は安定している。
◆中国の祝日(国慶節~重陽節)やユダヤ祝日(Rosh Hashana、Yom Kippur、Sukkot)により、ディーラーの活動は縮小気味。
◆9月28日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)は高安まちまち。
1ctを境に明暗。
ベストプライスは1.5ctが-1.8%、3.0ctが-1.6%と下落。他は1.0ctが-0.4%、2.0ctが+0.3%、0.5ctが+0.7%、0.7ctが+1.0%と横這いで0.3ctが+1.9%とやや上昇率が高い。
平均価格は2.0ctが-1.2%、3.0ctが-0.9%、1.0tが-0.6%、1.5ctが-0.4%と大粒石がやや下落。
他は0.7ctが±+0.0%、0.3ctが+0.3%、0.5ctが+0.6%。
Rapaport@Diamonds.Net「Market Comments 9/22/2016」等より一部抜粋