ダイヤモンド市況概況
香港のディーラー間取引鈍化、インドでは研磨石生産量減少2016/10/11
◆香港では中国の卸売市場が国慶節に伴う連休のためクローズしており、ディーラー間取引が鈍化。
香港での小売販売は中国の大型連休の期間中改善したが、売上高は前年を大きく下回っている。
◆インドでの研磨石取引は、米国と中国の安定した需要を反映し堅調。
メレ需要改善、-2は未だ軟調。
原石価格は底堅く研磨業者の利益率がタイトな状況下、GIA Dossier需要は安定している。
Diwali 休暇 (10/30)を前に研磨業者の生産量は減少しており、De Beers サイト後の原石取引は鈍化。
小売業者はDiwaliに先んじて販促活動が販売を後押しすることに期待を寄せている。
◆10月5日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)は1ct upが弱含み。
ベストプライスは3.0ctが-2.6%と下落率が高め。
他1.0ctが-0.6%、1.5ctが-0.3%の下落、2.0ctと0.5ctが+0.2%、0.7ctが+0.6%、0.3ctが+1.3%とわずかに増加。
平均価格は2.0ctと0.5ctが-0.9%、1.0ctが-0.8%、0.7ctが-0.6%、3.0ctが-0.3%と下落。
他は1.5ctが+0.1%、0.3ctが+0.7%の微増。
◆ALROSAの9月の原石販売増加。
ALROSAの9月のダイヤ売上は上昇し4億5,400万ドル。
原石の売上高は4億3,500ドルへ増加し、研磨石売上高は1,890万ドルとなった。
ALROSA副社長のYury Okoemovは、「期待通りに、ダイヤモンド原石のほぼ全てのカテゴリーにおいて良好な需要があった。
2015年9月の売上高に比べ格段に数字が良かった」とコメント。
Rapaport@Diamonds.Net「Market Comments 10/6/2016」等より一部抜粋