ダイヤモンド市況概況
六福、売上高37%下落、9月のインド研磨石輸出急増2016/11/01
◆六福、売上高37%下落
9月30日までの3ヶ月間の売上高は、消費者心理の低迷を受け37%下落。
既存店舗の売上は、中国本土が23%、香港マカオ地区が39%減少しグループ全体では24%下落(前四半期比)。
製品別では、金地金製品の売上高47%減少、宝石付きのジュエリー製品は14%減少した。
◆De Beers原石販売量が増加
De Beersの第3四半期の原石売上は重量ベースで530万ct(前年同期300万ct)となり77%増加し、前年同時期の需要低迷時と比較し、取引状況が改善。
De BeersとBotswananの合弁会社であるDebswanaの生産量が450万ctで12%増、昨年メンテナンスを行っていたJwaneng鉱山は280万ctで47%増加した。
◆10月26日付のRapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2、前月比)はほぼ全てが下落。
1.5ctのみ微増。
ベストプライスは0.5ctが-2.6%、0.7ctが-2.3%、1.0ctが-1.8%、3.0ctが-1.7%、2.0ctが-1.1%、0.3ctが-0.7%の下落、1.5ctのみ+1.2%と上昇。
平均価格は0.7ctが-1.2%、1.0ctと0.5ctが-0.8%、2.0ctが-0.5%の下落。
一方3.0ctと1.5ctが+0.4%と微増、0.3ctは横這い。
◆9月のインド研磨石輸出急増
ジェム&ジュエリー輸出促進協議会の暫定データによると、9月のインドの研磨石輸出は25億ドルとなり30%増加した。
重量ベースでは320万ctと4%減少、輸入は1億8,460万ドルと21%減少した。
原石輸入は18億ドルと71%増加、原石輸出は昨年比2倍以上の1億5,510万ドルとなった。
また、月間の合成石(ほとんどがダイヤ)の原石輸入が1,120万ドル、合成研磨石の輸入が660万ドル、輸出が1,390万ドル。
Rapaport@Diamonds.Net「Market Comments 10/27/2016」等より一部抜粋