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香港ショーを前に研磨石の取引が改善、強気の販売価格にバイヤーは慎重姿勢 | ダイヤモンド市況概況|金・プラチナ・銀・パラジウム・ダイヤモンド・宝飾品・ブランド時計の総合商社「ネットジャパン」

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ダイヤモンド市況概況

香港ショーを前に研磨石の取引が改善、強気の販売価格にバイヤーは慎重姿勢2017/02/28

◆香港:旧正月期間中、中国での宝飾品の販売が好調だったことを受け、今週の香港ショーへの期待が高まっており取引が改善している。

サプライヤーが展示会の費用をカバーするため、ショーの期間中価格を保持することが予想される。

0.30-0.70ct、D-J、VVS2-SI1、RapSpec A2+及び1ct、G-H、VS-SI、VG+ダイヤモンドに安定した需要が見られる。

1-2ct、fancy yellow、VS-SIダイヤモンドの需要が改善。

中国本土での婚約指輪、ブライダル需要が堅調。

◆インド:ディーラーは、香港ショーでより高い価格での販売機会を狙う中、外国人バイヤーは割安なダイヤを探しており取引は慎重。

小規模の独立系小売業者は、新しい廃貨制度に適用しつつあるものの国内需要は静か。

1ct、G-J、VS-SI需要が堅調。

小粒原石の不足により研磨量が通常のレベルに戻っている。

◆2月22日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は、0.5ctなど低迷が続くものの、改善の兆しも見えまちまち。

平均価格は3.0ctが1.6%、0.3ctが+0.3%と上昇、他は0.5ctが-1.7%、0.7ctが-1.4%、1.5ctが-1.1%、1.0ctが-0.9%、2.0ctが-0.4%、3.0ctが-0.2%と下落。

ベストプライスはまちまち。

0.5ctが-1.9%とやや下落率が高く、他は微増微減。

◆ダイヤ市場の安定によりDe Beers社の利益が2倍以上に増加。

ダイヤ製造部門の取引条件が改善され在庫水準が安定した為、De Beers社の利益は昨年に比べ2倍以上に増加した。

親会社であるAnglo Americanの発表によると、2016年の純利益は6億6,700万ドル(2015年は2億5,800万ドル)。

売上高は60億7,000万ドルで30%増加、ダイヤ原石の販売は56億ドルとなり37%増加した。

De Beers社の2017年の生産計画は、2015年末に市場が回復していることから、生産量を2,700万ctから3,100-3,300万ctへ増加する見込み。

しかし、世界的なマクロ経済状況と地政学的リスクを鑑みて、ダイヤモンドジュエリー市場については控えめな見通しを維持。


Rapaport@Diamonds.Net「Market Comments 2/23/2017」等より一部抜粋

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