ダイヤモンド市況概況
米国の小売店舗2,880閉店、ネット販売加速2017/04/18
◆多くのディーラーが過越祭やイースターで休暇中のためダイヤ取引は静か。
クレディ・スイスの報告によると、第1四半期に米国の一般店舗2,880が閉店、オンラインショッピングの売上増加に伴い実店舗型小売店はプレッシャーにさらされている。
さらに予定される百貨店の閉鎖は、ダイヤモンドの在庫に影響を及ぼすことが予想される。
Francisco PartnersはオンラインジュエラーのJames Allenに1.4億ドルを投資する。
LVMH第1四半期の宝飾品と時計販売は9.32億ドルとなり14%増加。
Dominionの2017年会計年度の売上高は5.7億ドルと21%減少、営業損失は5,700万ドル、利益は800万ドル。
ALROSAの3月の売上高は5.67億ドルとなり1%増加。
米国の2月の研磨石輸入額は15億ドルとなり15%減少した。
◆4月12日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)はサイズによりまちまち。
一部を除き下落傾向が続く。
平均価格は0.7ctが-2.0%、0.5ctが-1.9%と下落。一方、0.3ctは+3.3%と上昇し他は微増微減。
ベストプライスは0.7ctが-2.9%、0.5ctが-2.5%、1.0ctが-1.6%と先週よりも下落率が高い。
0.3ctのみ+3.3%と上昇、他は微増微減。市場全体はまだまだ弱い印象。
◆周大福、第4四半期の売上増加
香港拠点の大手小売チェーン店、周大福の第4四半期売上は好調。
中国本土の小売売上高は+16%(既存店売上高は+12%)、香港マカオでは3年ぶりに増加に転じ+1%(既存店売上高は+4%)。
中でも金製品は単価と平均重量が伸び、中国本土で+17%、香港マカオで+19%と増加した。
宝飾品は中国本土では+5%と増加したものの、香港マカオ地区は平均販売価格が下落し-17%と減少。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋