ダイヤモンド市況概況
婚約指輪需要が堅調、研磨工場はフル稼働2017/05/09
◆香港:市場は労働節連休などにより静か。Las Vegasショーに向けて期待感が高まっている。
香港と中国の宝飾品の小売売上高増加の知らせに市場心理が改善。
5月はウエディングシーズンであり、ブライダルセール強化月間に伴い小売販売が安定。
0.50-0.80ct, F-I, VVS-VS, 3EXなど婚約指輪需要が堅調。
◆インド:ディーラーは5月の学校の休みに合わせ散発的に休暇を取得、取引は比較的静か。
大手研磨工場はフル稼働しており、市場占有率が高まっている。
米国とイスラエルのバイヤーは商品を探しているが、サプライヤーが価格を堅持しているため商談成立が難しい状況。
Akshaya Tritiya Hindu祭の期間中、宝飾品や金の好調な売行きを受け国内のディーラーは楽観的。
◆5月3日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は、ほぼ全てのレンジでわずかに減少。
平均価格は0.3ctが+1.0と上昇、3.0ctと0.7ctが-0.8%と減少し他は微減。
ベストプライスは0.3ctが先週までのプラスから-0.4%の減少に転じた。
また、0.5ctが-1.3%、0.7ctが-1.0%になるなど、特にポインターが弱い。
1ct以上は微増微減。3.0ctのみ+2.6%となったものの市場全体に勢いがない。
◆香港、第1四半期の研磨石輸入は11%増の47億ドル、輸出も6%増の34億ドルとなった。
Rapaport Diamonds.net等より、一部抜粋