ダイヤモンド市況概況
De Beers原石価格引上げ、研磨業者の利益率低下により市場鈍化2017/06/27
◆De Beers は売上5.3億ドルの6月サイトで、原石価格を平均2-3%引き上げたため原石市場が鈍化。
価格下支えのため供給を制限、研磨石の販売低迷に対応。
米国市場を反映したLas Vegasショー低迷後、香港ショーでの中国需要への期待高まる。
◆インド:取引は比較的静か、ディーラーは香港ショーでの需要牽引に期待。
研磨量は安定している。
サプライヤーの在庫量は、ホリデーシーズンの小売店からの受注に備えて増加。
◆香港:中国での0.30-1ct., E-G, VS-SI, RapSpec A2+ ダイヤモンドの需要が堅調、大手小売業者は夏に向け在庫を補填。
中国での小売需要が高まり、香港市場改善の兆候。
◆6月21日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は、ほぼ全面安。
平均価格は1.0ctの+0.1%を除きすべて下落、特にポインターと3.0ctが弱い。
0.5ctが-1.9%、3.0ctが-1.4%、0.3ctが-1.3%、0.7ctが-1.1%となり、他は微減。
ベストプライスもポインターの下落率が高く0.5ctが-2.7%、0.7ctが-1.1%、2.0ctが-0.9%、0.3ct-が-0.7%、1.0ctが-0.3%、3.0ctが-0.1%。
一方1.5ctのみが+0.3%とわずかに上昇。
Rapaport Diamonds.net等より、一部抜粋。