ダイヤモンド市況概況
JCKショー、推計で20%~25%客足減少2017/06/13
◆JCKラスベガスショーの客足は推計で20%~25%減少、低品質需要を反映しバイヤーの予算も減っている模様。
バイヤーはI、SI、3EX、Noneという入手困難なものを探しており、中国需要がSIや低価格帯へとシフトしていることもあるが、このレンジは以前から米国市場で強くなっており、商品供給の競争が激化している。
一方、サプライヤーは古い過剰在庫を割引してきたが、米国の宝飾店は低価格でも在庫用に仕入れをせず、既存の在庫で十分足りている状況。
◆東アジアでのペアシェープ需要が堅調、米国ではオーバルがペアを上回り最も人気がある。
良質のペアとオーバルは品薄状態、クッションの需要は安定している。
カットの良いファンシーシェープと平均的なカット間の価格差が拡大、カットの悪いファンシーシェープは、大幅に値引きしても販売が難しい状況。
◆6月7日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は全般的に弱い。
ベストプライスは0.7ctが-2.2%、0.5ctが-1.5%と先週よりも下落率が拡大、1.5ct-が-0.8%、3.0ctが-0.6%とやや下落した一方、1.0ctが+0.6%、0.3ctが+0.3%、2.0ctが+0.1%とわずかな上昇にとどまっている。
平均価格も弱く、1.0ctが+0.3%、3.0ctが+0.1%と大粒石の一部がわずかに上昇、0.5ctが-1.1%、0.7ctが-0.8%、0.3ctが-0.7%、1.5ctと1.0ctが-0.4%と冴えない。
◆蚤の市で買った指輪がUSD848,000ドルで落札~Sotheby'sオークションにて
1980年代にわずか13ドル(10ポンド)で買った指輪が、Sotheby'sオークションにてUSD847,667で落札、予想価格(USD322,657~451,745)をはるかに上回った。このクッションカットのダイヤは26.29ctでI、VVS2。
RAPAPORT DIAMONDS NETより一部抜粋