ダイヤモンド市況概況
中国市場改善、米国の研磨石取引鈍化2017/08/01
◆インド:IIJSショーが始まり、市場心理は上向き。
金価格上昇に伴うIIJSショーでの金製品売上及びGSTへの影響が懸念されている。
GIA dossier需要が堅調。
研磨業者は生産量を維持している。
De Beersサイト期間中、原石需要はわずかに減少。
◆香港:昨年より売上が増加、ディーラーは前向き。
小売販売が好調のため、9月のショーへの期待高まる。
1 ct., F-G, VS-SI RapSpec A2+の需要が安定している。
IF-VVSはスロー。
中国市場改善に伴い、ファンシーシェープ需要が高まっている。
◆7月26日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は一部を除き下落。
ベストプライスは0.5ctが-4.0%、0.7ctが-2.9%、0.5ctが-1.5%、3.0ctが-1.3%、2.0ctが-1.0%、1.5ctが-0.7%、1.0ctが-0.6%となり、特に0.5ctの下落率が高い。
平均価格は0.5ctが-1.5%、0.3ctが-0.2%、0.7ctが-0.1%と下落。
1.0ct以上は3.0ctが+4.1%、2.0ctが+2.3%、1.0ctが+1.8%、1.5ctが+0.9%とプラスに転じた。
◆米国の研磨石取引は5月も継続して減少
5月、米国の研磨石輸入は8ヶ月連続で減少した。
同国への輸入は金額ベースで前年比-8%の28億5,000万ドルとなり、2016年10月から減少傾向が続いている。
重量ベースでは前年比-12%の120万ct、1ctあたりの平均価格は+5%で2,368ドル。
5月は、6月初旬のJCKラスベガスショーに先立ち輸入が促進される月である。
輸出は-6%となり12億9,000万ドル。
また、原石輸入は+5%の1億3,900万ドル、原石輸出は-16%の3,100万ドル。
Rapaport Diamonds.net等より、一部抜粋