ダイヤモンド市況概況
ラパ・ラウンドダイヤ価格下落2017/10/03
◆Rapaport Diamond Prices - Sep 29, 2017、ラウンド価格ポインターのH up、SI2 up中心、1.00-1.49ctのI up、VVS up中心、1.50-1.99のD、VS2 up下落。
10月5日からのユダヤ祝日Sukkot(仮庵祭)、18日からのインド正月(Diwali:ディワリ)を控えており、市場は閑散モード。
◆インド:米国と東アジアの休日需要を満たすために外国のバイヤーが商品を探しており市場は安定している。
サプライヤーは、大量の研磨石在庫を抱えており、動きの悪い古い在庫の価格を引き下げている。
低価格の一部のSIに安定した需要がある。
研磨業者は、10月18日のDiwali休暇に先立って減産しており、原石取引はスロー。
◆香港:9月の香港ショー以降、市場は安定している。
0.30-0.50ct、1ct、D-G、VVS2-SI1 (3EX、蛍光性無し)の需要が堅調。
ディーラーは、ファンシーシェイプで高い利幅を狙っている。
ピンク・ダイヤモンドに人気が集まっており、カラー・ダイヤモンドや宝石への消費者の関心が高まっている。
◆9月27日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は引き続きポインター中心に弱い展開。
平均価格は、0.3ctが-1.3%、0.5ctと0.7ctが-1.0%、1.5ctが-0.7%、1.0ctが-0.5%、3.0ctが-0.0%と全体的に弱含み。2.0ctのみ微増の+0.2%。
ベストプライスは0.3ctが-2.4%、0.7ctが-1.7%、2.0ctが-1.2%、0.5ctが-0.8%、3.0ctが-0.4%となり、1.5ctが+0.4%、1.0ctが+0.3%と微増。
◆中国の研磨石の輸入が2017年上半期7%増加
中国税関情報センターの最新データによると、中国の研磨済みダイヤモンド輸入金額は、2017年上半期の6ヵ月間で33.2億ドルと7%増加。
重量ベースでは360万ctで1%増、平均価格は931ドル/ctで5%増加した。
一方、輸出は5.33億ドルと33%減、差し引き輸入額は27.8億ドルとなり21.8%増加した。
また、原石の輸出入は共に減少、輸入は2.45億ドルで26%減、輸出は800万ドルと65%減少した。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋