ダイヤモンド市況概況
クリスマス・中国旧正月を前に市場心理が改善2017/11/28
◆インドでの取引が改善。
米国では1ct、G-H、VS2-I1、中国ではGIAの簡易鑑定書dossier需要が堅調。
Diwali休暇以降、研磨石の在庫量が減少。
研磨量は増加しているが、Diwali前の水準には達していない。
カッターは現在の原石価格での低収益性を懸念している。
◆香港市場は堅調。
中国の宝石小売業の回復がダイヤモンド取引拡大への期待感を生み市場心理が改善。
0.30-2ct、D-H、VS-I1、RapSpec A2+ダイヤモンドの需要が堅調。
ダイヤ市場は、クリスマスと中国の旧正月を前に楽観的。
中国ではピンク、イエローなどファンシーカラーダイヤモンドが人気。
◆11月22日付のRapNet Diamond Index(前月比、D-H,IF-VS2)は一部を除き下落。
平均価格は、0.3ctが+0.6%の微増となった以外はすべて下落。
2.0ctが-1.7ct%と下落率が最も高く、1.5ctの-1.1%、0.7ctの-1.0%と続き、他は微減。
ベストプライスは1.0ctと0.7ctが-0.7%、0.5ctが-0.5%と下落。
3.0ctのみ+2.4%と高い。他は微増。
◆香港の第3四半期研磨石輸入が増加
DFHKのデータを基にRapaportが推計した9月30日までの第3四半期の香港の研磨石輸入は47.1億ドルとなり0.6%増加。
重量ベースでは500万ctで3.4%減、平均価格は934ドル/ctと4.2%増加。
一方、研磨石輸出は35.9億ドルとなり2.2%増加した。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋