ダイヤモンド市況概況
世界経済成長への期待感から、2018年の取引は楽観的2017/12/26
◆ディーラーは、中国の新年の需要に着目。
30年ぶりとなる米国の大幅な税制改革による世界経済成長への期待感から、2018年の取引は楽観的。
カッターは、原石価格上昇による利益率低下を懸念している。
米国の10月の研磨石輸入は18憶ドルとなり14%減、輸出は12憶ドルと5%減少した。
◆インド:中国旧正月の受注は1月中旬まで続くと予想される。
市場に流入した小粒で安価な大量の原石により研磨業者は工場を維持している。
カッターは、現在の原石価格での利益率に懸念を抱いており、原石取引は静か。
インドの11月の研磨石輸出は18億ドルと50%増、原石の輸入は19憶ドルと64%増加した。
◆香港:1ct、F-H、VVS2-SI2(3EX、蛍光なし)のダイヤモンド需要が堅調。
カラー・ダイヤモンドの需要が高く、特に大粒のファンシー・ピンクダイヤモンドが人気。
中国人観光客は、海外より国内優先意識が強く、香港よりも中国本土の小売りが好調。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2)は、全体的に弱含み。
ベストプライスは、1.5ctが+0.1%と微増、2.0ctが横ばい、他はすべて微減。
平均価格は、3ctが+2%、1.5ctが+1.1と増加、1ct、0.3ctが微増、他は微減。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋