ダイヤモンド市況概況
ダイヤ価格底堅いが大量の原石流入により不透明2018/02/06
◆ダイヤ需要が安定、価格は底堅い。
2017年、中国での金や銀製品、宝飾品の売上高は472億ドルとなり6%増加、戌年への期待が高まる。
De Beersはサイトホルダー以外にもオークションにて原石を販売。
LVMHの第4四半期は宝飾品・時計販売が13億ドルとなり9%増加。
Rapaport Round Price、0.3-0.69ct、1.0-1.49ctのVS-SI中心に上昇。
◆インド:中国旧正月の受注が一段落し、取引はやや鈍化。
1月のDe Beersサイト(売上6億5,500万ドル)期間中、原石需要が高まりディーラーの販売価格は平均6%のプレミアム付。
0.30-1ct、G-J、VS-SI、RapSpec A3 +ダイヤモンドの需要が良好。
1月下旬に大量の原石が市場に流入したため、研磨量が増加している。
インドは研磨石の輸入税を2.5%から5%に引き上げる。
◆香港:2月は中国旧正月以降も香港ショーが開催されるなど、ディーラー心理はポジティブ。
1-2ct、D-H、VS-SIの需要が高まっている。
2017年にはジュエリーや時計、貴金属の売上が96憶ドルと6%増加し小売売上が改善。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2)上昇傾向。
ベストプライスは、3.0ctが-0.6%と下落率が緩和、他はすべて上昇。
平均価格は、0.3ctが14.6%、0.5ctが11.1%、0.7ctが5.8%、1ctが3.1%、1.5ctが1.4%、3.0ctが1.1%と上昇、2.0ctのみ-0.6%と微減。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋