ダイヤモンド市況概況
中国旧正月への小売期待高まる、研磨石の増産体制続く2018/02/13
◆中国旧正月の小売りシーズンに期待が高まっている。
2月27日開幕の香港ショーを見据え、イスラエルのインターナショナル・ダイアモンド・ウィークでの取引が活況。
米国の小売業者は、最近の株価下落にもかかわらず、バレンタインデーでの売上期待から在庫を補充している。
1月のRAPI2.2%上昇、研磨石価格堅調。
研磨業者は、原石価格上昇に伴い利益率低下を懸念している。
2017年、宝飾用ダイヤモンドの販売額は12%増加し2億700万ドル。
◆インド:研磨業者は、米国と中国の休暇後の良好な需要を期待し、在庫構築のため生産量を増加させている。
1ct、I-L、SIに安定した需要がある。
研磨石の輸入税5%への引上げは、再研磨業者の利益を圧迫する。
大手ブランドの宝飾品販売が堅調。
◆香港:ディーラーが中国旧正月に伴い休暇に入っており卸売市場は静か。
1-2ct、D-J、VS-SI、RapSpec A2ダイヤモンドの需要が良好。
旧正月に伴う繁忙期が始まり、宝飾業者は売上増に楽観的。
オンライン小売業者の市場占有率は高いが、利益率はタイト。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2)上昇率鈍化。
ベストプライスは、3.0ctが-0.6%と下落率が緩和、他はすべて上昇。
平均価格は、0.3ctが4.6%、0.5ctが2.6%、0.7ctが3.0%、1ctが1.7%、1.5ctが0.6%、3.0ctが0.1%と上昇率が大幅に鈍化、2.0ctは-0.2%と微減。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋