ダイヤモンド市況概況
反腐敗運動緩和、中国市場への期待高まる2018/03/13
◆習近平による国家主席の任期撤廃について、将来の不確実要因もあることながら全体としては楽観視されている。
中国政府は反腐敗運動を緩和しており、消費者は富を享受出来るようになりつつある。
自分の意志で物を購入する中国女性が増加。
香港の1月のジュエリーと時計販売は10%増加し10億ドルとなった。
De Beers サイト出来高は5億5,500万ドル、原石価格上昇が研磨業者の利益率を圧迫している。
原石は約5%の付加価値付きで販売されており取引は堅調。
◆インド:大手サプライヤーはダイヤ価格を維持している。
GIA dossier付や1ct、G-H、VS-SI需要が良好。
スター・メレ価格改善。
銀行は、Nirav Modi-Gitanjali Gems詐欺事件により業界への貸付に慎重。
信用力低下及び原石価格上昇が資金繰り悪化を招いている。
◆香港:香港ショーは期待された程ではなかったが、ダイヤモンド市場は前向き。
大手香港ブランドは小売事業拡大のため商品を探している。
0.30-1ct、D-J、VS-SI (3EX, 無蛍光)に安定した需要がある。
ファンシーカラー・ダイヤモンドの売行き好調。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2)先週に引続き平均価格下落。
ベストプライスは0.7ctが-0.9%、1.5ctが-0.3%と下落、2.0ctは変わらず他はやや上昇。
平均価格は0.3ctが-10.3%、0.5ctが-7.3と暴落、2.0ctが+1.0%、3.0ctが+0.5%と僅かに上昇したものの他は下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋