ダイヤモンド市況概況
銀行の信用引締めにより、研磨業者の資金繰り悪化懸念2018/03/27
◆活気のあった第1四半期以降、市場は静か。
米国と中国からの良好な受注により、ディーラーは楽観的。
大手独立系宝飾業者は、戦略の転換を表明しているSignetやTiffanyよりも売上が好調。
ティファニーの第4四半期の売上は13億ドルと9%増加したが、利益は6,200万ドルと61%減少した。
◆インド:大手研磨業者は、Nirav Modi-Gitanjaliの詐欺行為により、
銀行のより厳格な融資条件に対し危機感を募らせている。
品不足解消のため、工場は研磨石を増産している。
第1四半期に原石を大量に仕入後、原石価格は高値で推移。
0.30-1ct、G-J、VS-SI需要が堅調。
スター・メレーの売上良好。
◆香港:3月の香港ショー以降、市場は静か。
中国の金・銀・ジュエリーの売上高は1月〜2月に3%増加した。
1-3ct、J-M、VS-SIへの関心が高まっている。
すべてのサイズで、カラーグレードが高いダイヤモンド価格が弱含み。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 平均価格、ポインターの下落傾向続く。
ベストプライスは1.0ctが-0.1%、1.5ctが-0.4%と僅かに下落、他はやや上昇。
平均価格は0.3ctが-3.2%、0.5ctが-2.5%、0.7ctが-0.3%とポインターの下落傾向が続く。
1.5ctは変わらず、他は僅かに上昇。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋