ダイヤモンド市況概況
RapNetダイヤ指数改善、原石価格上昇により研磨量抑制2018/04/03
◆ペサハ(過越の祭)及びイースターにより市場は静か。
時計業界はバーゼルショーで回復ムードが盛り上がっているものの、イベントそのものは出展社数も少なくダイヤモンド・ディーラーの意欲を削いでいる。
◆インド:Nirav Modi-Gitanjaliの不正請求に伴い、トレーダーは銀行との信用取引への影響を懸念しており,
市場は不透明。バイヤーは、クラリティ、カラーが低くカットの良い商品を探している。
1-3ct、I1-I2又は、1ct以下のテーブル内に黒いインクルージョンの無いVS1-VS2への関心が高まってる。
G-I、VS-I1のスター・メレー需要が堅調。研磨業者は原石価格上昇により仕入れを制限しており、研磨量は生産能力の70~80%に抑えられている。
◆香港:小売業者は年初めの好調な滑り出しを受け前向き。
元高は中国の消費力を高め消費者心理を改善し、香港への観光客増加に繋がる。
1-2ct、IF-VVSなど高品質商品需要が堅調。
2ct、J-Mカラーへの関心が高まっている。
ファンシーカラーが人気。
ハートシェイプの売れ行き好調、ハーフムーンカットの注文が増加。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 改善。
ベストプライスは0.3ctが+2.2%、0.5ctが+1.9%、0.7ctが+1.2%、1.0ctが+0.6%、1.5ctが+0.2%、2.0ctが+1.0%とやや上昇、3.0ctのみ-1.9%と下落。
平均価格も0.3ctが+7.0%、0.5ctが+4.3%、0.7ctが+2.6%、1.0ctが+1.0%、2.0ctが+0.2%と上昇、1.5ct及び3.0ctは僅かに下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋